それでは大会の運営はスムーズにいったのでしょうか。
何度も参加している日本人に言わせますと、残念ながら今回のオーガナイザーの評判は今ひとつだったようです。
共通語ともいえる英語の堪能なスタッフが少なかった上、ロシア特有の融通のきかなさ、官僚主義が重なって、不快な気持ちを抱いた参加者が少なからずいました。そして全体として質素でした。
不合理なことにおかしいといっても修正されるお国柄ではありません。
皆さん「何が起こってもおかしくない国なんだから」と自ら言い聞かせていました。
毎日寝泊りしている宿舎は会場から2分と離れてません。とても便利でした。
大学構内のドミトリーホテルです。一人部屋占有から相部屋まで料金は違います。
私はツーベッドある部屋を一人で使いましたが、朝食つき一日¥5000くらいでした。
建物は14階建ての高層ドミトリーですが、相当古く部屋の設備は貧弱です。
お風呂はなくシャワーで、冬は暖房の余熱でお湯がふんだんに出るそうですが、夏は水しか出ないそうです。
しかし今回の大会を配慮してお湯を出してくれました。
エレベーターには表示ランプはなく、ボタンをおしてドアが開くのを待つだけです。
ギギギギ・・・ドアがあきました。中は暗く、かび臭くオシッコのニオイがします。
ガガガガ・・・エレベータが昇降します。非常ボタンがどこにあるのかわかりません。