30e Meijin Sakai contre Yoda (7)
Une lutte attendue depuis longtemps.
Dans la 30e ligue du Meijin, Sakai Hidéyuki 7e Dan affronte Yoda Norimoto 9e Dan, Gosei
右上を黒55とオサえて坂井に明るさが見えたのだが、まだもたつきはおさまらない。黒67が「アホみたいなヨセ」だった。藤沢から解説を受けついだ高尾はいう。
「計算に明るい坂井さんでも間違えるのですね。67では黒88、白74と利かし、右上黒70とアテれば、黒の1目半勝ちがはっきりしていました」
逆に白68、70のハネツギがこの局面では先手。黒73と2子を取ったくらいでは明らかなマイナスだ。優劣の針が再度依田に傾いたようである。
いよいよ煮詰まった。両対局者の気がつかなかったヨセがある。
高尾「白84がどうだったか。参考図の白1がまさったと思います。黒2から地をつけて10までとなる進行は、実戦の黒93から99までと比べて、白の1目得。私の計算では白の半目勝ちです」 何度も確かめたので解説代行の指摘に間違いはなさそうだ。
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きょうの譜は201手までを示しておいた。このあとすぐ、「あ、そうか」と依田が大声をあげ、記者の眠気は吹っとんだ。何ごとか。「またやったか」「コウダテがなあ」と、ぼやきは延々と続く。読者はこの意味がお分かりだろうか。じつは白100が敗着だった。
D'après le site web du journal Asahi
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